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転職面接の合否は職務経歴の話し方と内容で8割決まる。回答例とポイントを徹底解説。

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転職面接では、必ずといっていいほど冒頭で職務経歴を問われます。

この職務経歴の質問を甘く見ていてはダメで、転職面接において大きな意味をもつ質問です。

この記事では、職務経歴の正しい使い方を詳しく解説していきます。

正しい知識を身につけて、面接でより良い印象を与えられるようにしていきましょう。

転職面接職務経歴

転職面接の合否は職務経歴の話し方と内容で8割決まる

大げさだと感じる方が多いと思いますが、面接官をやってみると、職務経歴を聞いた時点でほとんど合否の方向感(ありorなし)を決めてしまいます。

それくらい重要なのが、面接冒頭の職務経歴の説明や自己紹介です。

第一印象が重要なのは面接でも重要で、話し方や表情、話のわかりやすさが露呈するため、職務経歴を話し終えた時点で合否の8割程度は決まってしまうのです。

転職面接での職務経歴の答え方のポイント

職務経歴は、伝え方が重要です。ポイントを理解しておけば簡単ですので、ポイントを押さえていきましょう。

何を見られているのか

「職務経歴を教えてください。」「職務経歴を説明してください。」等の質問は、ほとんどの企業の中途採用面接の冒頭に聞かれるほどスタンダードな質問です。

職務経歴についての質問は、大きく以下の2点を確認している質問です。

  • 簡潔にわかりやすく伝えるコミュニケーション能力
  • 職務におけるどんなスキルをもった人物なのか

お気づきだと思いますが、職務経歴を聞いてしまえば、転職面接で確認したいことがほとんどわかってしまうほど重要な質問です。

より良く伝えるための5つのポイント

転職面接において職務経歴をうまく伝えるためには、以下の5つのポイントを意識しましょう。

  1. 「今の仕事」ではなく「職務経歴」を話す
  2. アピールを過剰にするのではなく簡潔に経歴のみ話す
  3. 2社以上経験がある場合、転職理由は伝えない
  4. 長くても1分以内で話す
  5. スキルが伝わるように話す

ありがちなのは、職務「経歴」を教えてくださいと聞かれているのに、「今の仕事」を話し始めてしまうパターンです。(2社以上経験している場合)

経歴なので、新卒で入社した会社での仕事から今の仕事までを話しましょう。

また、過剰にアピールして話が長くなる方が多いです。

職務経歴の説明では、簡潔に、仕事内容と簡単なスキルのみ伝えるようにして、長くても1分以内で収めることがポイントです。
転職面接においては、職務経歴の質問以外でも、話す時間の長さが非常に重要で、原則1分以内にしないと面接官にうんざりされてしまいます。

転職理由については、ここで言わなくても深掘りされますし、話が長くなってしまうので伝えなくて構いません。

転職面接における職務経歴の回答例

転職面接時の職務経歴について、事務職や経理職を例に、回答例文をご紹介します。

1社経験の場合
「最幸太郎と申します。私は、大学を卒業後、◯◯のサービスを展開している◯◯株式会社に事務職として入社し、営業のサポートをして参りました。3名の営業のサポートとして、契約書や請求書の発行、メール及び電話対応、資料作成のサポートなど、営業がお客様への提案に集中できる環境を整えてきました。ただ言われたことをこなすだけではなく、お客様とのお電話やメールでのコミュニケーションで感じた課題を、営業と共有し、お客様の課題解決につなげて参りました。本日は、何卒よろしくお願い致します。」
2社以上経験の場合
「最幸太郎と申します。私は、大学を卒業後、◯◯商事に総合職として入社し、経理課にて経理業務を担当してきました。経理として、日々の仕訳業務や月次決算、年次決算の補助まで担当し、2年間幅広く経理業務を担当しました。その後、◯◯コンサルティングに転職し、企画提案営業として、〇〇業務のコンサルティングとして〇〇業界のクライアント様に対して、◯◯のサービスの提案をしてきました。最初の1年は新規開拓、2年目以降は既存顧客の深耕営業で約10社の中小企業を担当し、年間目標を120%で達成しております。本日は、何卒よろしくお願い致します。」

別の聞かれ方と答え方

「職務経歴を教えてください。」のようなストレートな質問だけではなく、同じニュアンスの質問を別の聞き方で聞かれる場合もあります。

例えば、

「自己紹介をお願いします。」
「職務経歴を踏まえて、自己紹介をしてください。」

等です。

転職面接において「自己紹介」と言われた時は、生い立ちや趣味などの一般的な自己紹介ではなく、やはり職務経歴です。

よって、最低限話すべきは、

  • 氏名
  • 職務経歴
  • 締めの挨拶

の3つです。

つまり、転職面接における自己紹介の回答例は、職務経歴の答え方と大差はありません。

強いて言えば、職務経歴をよりコンパクトにして、実施内容のみ伝える形で構いません。

転職面接で職務経歴書は持参する?

職務経歴を考えていると出てくる疑問は、転職面接に職務経歴書を持参するのかです。

結論、指示がなくても、職務経歴書は持参しましょう。

持ち物に「特になし」と書かれていても、企業によっては当たり前に職務経歴書を持参することを求めていることもあります。

転職活動中は、常に職務経歴書のコピーを持ち歩くくらいで構いません。職務経歴書が不要と書かれていても、念の為持参しましょう。

転職面接において職務経歴以外の重要な質問は?

転職面接では、職務経歴の説明が第一印象となりますので、重要であることを解説してきました。

とはいっても、その他にも重要な質問は多数あります。特に重要な質問をご紹介しますので、きちんと整理して面接に臨みましょう。

  • 「今のお仕事で、1番成果をあげた経験はなんですか?」
  • 「今までの仕事で、1番つらかったことと、それをどうやって乗り越えたのかを教えてください。」
  • 「なぜ転職するのですか?」
  • 「転職することによってどんなことを実現したいですか?」
  • 「弊社に入社をして実現したいことはなんですか?」
  • 「今までのお仕事で1番大きな失敗を教えてください。」
  • 「ご自身の弱みと捉えていることと、その弱みを克服するために今努力していることを教えてください。」
  • 「3年後はどうなっていたいですか?」

挙げればキリがありませんが、オーソドックスな質問は以上のような質問です。

より良い回答をするためのポイントは、以下の5点です。

  1. 結論から話す
  2. 1分以内で話す
  3. 具体的な数字を使う(成果など)
  4. 環境や他人のせいなど、言い訳に聞こえる伝え方をしない
  5. キャリアの棚卸しや転職理由をきちんと言語化しておく

職務経歴は端的にわかりやすく伝えましょう

転職面接における職務経歴の伝え方を解説してきました。

職務「経歴」ですので、今の仕事だけではなく今までの経歴を端的にわかりやすく伝える練習をしておきましょう。

アピールを長々と話すのではなく、1分以内で仕事内容を中心に話すことがポイントです。

職務経歴の話し方や内容で、合否の8割程度は決まってしまいます。

より良い印象を与えられるように、入念な準備をして転職面接に臨みましょう。

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