「転職面接の結果が遅い、どうなっているのだろうか?」
面接結果の連絡が遅く、不合格になっているのだろうかと、不安をおもちの方が多いのではないでしょうか。
この記事では、転職面接の結果が遅くなる場合に考えられる理由と、結果連絡が遅い場合の対処法について解説します。
面接結果の連絡が来るまでの時間に一喜一憂することがないように、正しい知識を身につけていきましょう。
「転職面接の結果連絡が遅い=不採用」ではない
転職の面接結果連絡が遅いと、「不合格かな、、、」と考えてしまうものですが、結論、「面接結果の連絡が遅い=不採用」ではありません。
転職面接では、一次面接・最終面接にかかわらず、結果が遅いと感じた場合でも採用になることは多いです。
とにかく大前提として、結果連絡が遅いからといって不合格だと決めつけるのはやめてください。
「面接結果が遅い」とは中途の場合いつから?
「面接結果が遅い」といっても、中途なのか新卒なのかによって相場は違いますし、更に言えば人それぞれで「遅い」の感じ方は違うでしょう。
転職面接の場合、一次面接結果連絡が来るまでの日数の相場は、多くの場合3日〜7日ほどだと思っておいてください。
この日数は、2次面接でも最終面接でもほとんど変わりません。
とはいえ、面接翌日に連絡がくることもあれば、1週間以上かかる場合もあるなど様々です。
1つの目安として、結果連絡が1週間以上かかるとすると、中途採用の場合は遅いと考えても良いでしょう。
転職面接の結果が遅くなる理由
では、なぜ面接の結果出しが遅くなってしまうのか、その理由を大きく4つ解説します。
- 他の候補者の選考終了を待っている
- 結果を出すための会議ができていない
- 内定辞退者が出た場合の補欠になっている
- 転職エージェントで連絡が止まっている
- 企業からの連絡が漏れている
他の候補者の選考終了を待っている
結果が遅い場合に最も考えられるのは、他の候補者の選考終了を待って比較したいと考えている場合です。
特に最終面接に多いパターンで、1名採用の枠に複数候補者がいる場合には、よほど圧倒的に評価されない限り他者の選考終了を待たされることが多いです。
1次面接であっても、「次回面接に必要以上の人数を上げたくない」という企業は相対評価で合否を出すことがあるため、他者の様子を見てから判断したいという理由で結果連絡が遅くなりがちです。
結果を出すための会議ができていない
続いて、面接の結果を出すために会議が必要であるものの、時間が取れていないパターンです。
面接の合否は、最終面接に近づくほど社内での合意形成が必要です。
大手企業になれば尚のことで、合否の意思決定には時間がかかります。
意思決定者の時間が取れずに会議や承認までの時間が空いてしまうことにより、候補者への連絡が遅くなることはよくあります。
内定辞退者が出た場合の補欠になっている
次に、内定辞退者の補欠になっている場合です。
既に内定を出している候補者が別にいて、その方が内定を承諾するか否かによって、合否連絡をしようと考える場合は多いです。
これは、あなたが最終面接を終えている場合にも当然ありますし、一次面接の状態でも考えられます。
一次面接後に結果連絡が遅い場合には、「今内定を出している候補者に辞退されたらあなたを最終面接に上げよう」と考えているかもしれません。
いずれにしても、絶対評価としては合格であるものの、相対評価で待たされている状態ですので、ネガティブに捉えることはありません。
転職エージェントで連絡が止まっている
4つ目は、転職エージェントには連絡がきているものの、そこで連絡が止まってしまっているパターンです。
転職エージェントを使って転職活動をしていて、転職エージェントからの面接結果連絡が遅いことが続く場合は、別のエージェントの利用を考えたほうが良いでしょう。
良いエージェントほど、企業をうまくコントロールしているため、選考結果を早く出すようにデザインしているものです。
以下の記事を参考に、転職エージェントを選んでみてください。
企業からの連絡が漏れている
最後に、結果は出ているものの企業からの連絡が漏れてしまっているパターンです。
結果を連絡したつもりになっていて漏れていたということは意外とあります。
頻発することではないですが、可能性として頭に入れておいてください。
転職の最終面接結果連絡が遅いと内定が出ない?
面接結果連絡が遅い場合に皆さんが特に気になるのは、最終面接の結果が遅いときではないでしょうか。
転職の最終面接結果連絡が1週間経ってもこない場合など、内定が出るのか、合格になっているのかが非常に気になることでしょう。
結論、最終面接であっても、「結果が遅い=不採用」というわけではありません。
上述のように、他の候補者との比較や社内会議等に時間がかかりやすいのが最終面接後です。
最終面接では、結果が翌日に出ることももちろんありますが、1週間以上日数がかかってしまうことも多くあります。
結果連絡が遅い場合でも、合格になることも多いので、あまりネガティブに考えないようにすることが大切です。
転職面接の結果が遅い場合にすべきことは?
それでは、転職面接の結果連絡が遅い場合にすべきことはあるのでしょうか。
ここからは、面接結果が遅い場合にすべきこと、考えたほうが良いことについて解説します。
大原則「待ち」
面接結果が遅い場合には、大原則として「待つ」のみです。
結果が気になる気持ちはわかりますが、何もしないのがベターです。
状況にもよりますが、相手を急かすような印象になりやすいため、まずは我慢して待ってみましょう。
自分を受け入れるかどうか、じっくり考えてくれているとプラスに捉えてみてはいかがでしょうか。
面接結果を問い合わせても良い?
大原則とはいえ、面接結果連絡が来ない状態で1週間〜2週間が経過している場合や、約束の期日を過ぎても連絡が来ないような場合には、面接結果を問い合わせても問題ありません。
問い合わせる場合には、電話とメールの大きく2つの方法で問い合わせましょう。
電話で確認する方法
まず、電話で確認する方法です。
企業に直接応募している場合は企業に直接電話をし、エージェントを介して応募している場合はエージェントに電話して問い合わせます。
応募した企業=A あなた=B
A:はい、株式会社◯◯の△△でございます。
B:お世話になります、◯月◯日に中途採用面接でお世話になりました◯◯と申します。面接の結果につきましてご確認したくお電話を差し上げました。採用担当の〇〇様はお手すきでしたでしょうか。
A:はい、お電話変わりました、採用担当の◯◯です。
B:お世話になります、◯月◯日に中途採用面接でお世話になりました◯◯と申します。先日はお忙しい中お時間をいただきまして、ありがとうございました。ご面接の中で、1週間で選考結果をいただけるとのことでしたが、まだ結果をいただけておりませんでしたので、大変恐縮ではございますが確認のお電話を差し上げております。ご面接結果のご検討状況はいかがでしょうか。
A:ご連絡が遅くなってしまっておりまして、申し訳ございません。弊社の選考都合の関係で、明日には結果をご連絡できる予定ですので、明日いっぱいお待ちいただけますでしょうか。
B:承知いたしました。お忙しい中急かすようなご連絡となってしまいまして申し訳ございません。明日のご連絡をお待ちしております。
メールで確認する方法
続いて、メールで確認する方法です。
メールで確認する場合も電話と同様に、企業に直接ないしエージェントに確認連絡をしましょう。
採用担当 ◯◯様
お世話になっております。
◯月◯日に中途採用面接のお時間を頂戴しました、◯◯でございます。
その節は貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございました。
ご面接時に面接官の方から、1週間以内で結果のご連絡をいただけると伺っておりましたが、選考結果のご検討状況はいかがでしょうか。
大変お忙しい中急かすようなご連絡で恐縮ではございますが、ご確認をいただけますと幸いです。
何卒よろしくお願い致します。
署名
考えておくと良いこと
面接結果が遅い場合には、時間ができたとプラスに捉えて、思考の整理をしておくと良いでしょう。
ここでは、面接結果を待っている間に考えておくべきことを解説します。
面接通過後のスケジュール
まず、面接に通過した場合のスケジュールを整理しておきましょう。
1次面接の結果を待っている場合には、次回の面接はいつ頃で打診するのが良さそうか、複数候補日程をまとめておきましょう。
また、最終面接の結果を待っている場合には、入社可能日程を考えたり、入社条件説明のための面談が設定されても問題ないように日程候補を考えたりしておくと良いでしょう。
転職軸の整理
スケジュールに加えて、改めて転職軸の整理もしておくことをおすすめします。
- なぜ転職するのか
- 転職してどうなりたいのか、何をしたいのか
- どんな会社でどんな仕事をしたいのか
- 現職から転職する必要は本当にあるのか
- 今までどんな仕事をしてきて、どんな工夫をしてきたのか
上記のような基本的かつ最重要な項目について、改めて深堀りして整理しておきましょう。
まだ面接がある場合は面接対策になりますし、最終面接の結果待ちの場合には内定承諾の覚悟醸成に繋がります。
面接の結果出しはコントロール不能
転職面接において、結果連絡が遅い場合の理由と対処法について解説しました。
面接結果が遅い理由は様々ありますが、遅いからといって不合格というわけではありません。
また、面接結果連絡のスピードは、あなたがコントロールできるものではありません。ゆえに、考えても仕方ないことです。
一喜一憂することなく、自分がコントロールできることに集中し、次回の面接などへの思考の整理を進めるようにしましょう。