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教師から転職を考えているあなたは、「転職理由を面接でどのように伝えれば良いのか」不安におもっているのではないでしょうか。
この記事では、教員の転職時に、どのように転職理由を伝えれば好印象になるのかを解説します。
多くの方は、「退職理由」と「転職理由」を混同し、転職理由を話すべきところで退職理由を話してしまっています。
正しい知識を身につけて面接をクリアできるように、是非参考にしてみてください。
教師の「転職理由」は「退職理由」と分けて考える
教師に限らず、『転職理由』と『退職理由』をごちゃ混ぜにしてしまっている方が多いです。
多くの方の場合、面接の場で話している『転職理由』は『退職理由』になってしまっていて、正直印象が良くありません。
転職理由と退職理由の違いを、まずは押さえておきましょう。
退職理由とは
まず、退職理由というのは、文字通り『会社を辞める理由』です。
これは、転職を考えた『きっかけ』であり、ネガティブなもので問題ありません。
例えば、「人間関係に違和感を感じた」とか、「給料が低い」とか、「仕事が面白くない」などで良いのです。
転職理由とは
一方、転職理由というのは、「今の会社ではなく転職をする必要がどこにあるのか」という前向きでポジティブな理由のことです。
なりたい自分や成し遂げたい未来に対して、なぜ今の会社ではなく別の会社に転職する必要があるのか。
この理由が転職理由であり、つまりは「理想の自分と今の自分のギャップを埋める手段として、なぜ転職が必要なのか」ということです。
教師の「転職理由」だと勘違いされている「退職理由」
教師の方が転職面接で話す『転職理由』は、多くの場合が『退職理由』メインの話になってしまっています。
具体的に、どのような退職理由がよくあるのかみていきましょう。
業務がハードでプライベードの時間がとれない
教師の退職理由でもっとも多いのは、業務過多による過労、プライベートの時間が取れないことです。
日頃の授業だけではなく、生徒対応や授業準備、校務分掌、部活等、土日も休む暇なく働いていることが多いです。
熱意をもって教師になったものの、さすがに業務量が多くなって転職を考えるパターンです。
これを転職理由として話す方が非常に多いですが、転職を考えるきっかけであって『退職理由』にあたります。
モンスターペアレントの対応がしんどい
続いて、面倒なモンスターペアレントの対応に疲弊し、転職を考えるパターンです。
考えられないレベルの理不尽な要求も多く、耐えられない方が多くいるでしょう。
立派な退職理由だと思いますが、転職を考えるきっかけであり、なりたい姿に向かっていく『転職理由』としては不十分です。
教師同士の人間関係がうまくいかない
次に、教師同士の難しい人間関係が自身にマッチせず、転職を考えるパターンです。
教師の方というのは、ある意味職人気質であり、歴が長いベテランほどこだわりが強くて気難しい性格の方も多いでしょう。
そんな方々との堅苦しい人間関係に嫌気がさして、転職を考える方は多いです。
しかしながら、これも退職理由ではありますが転職理由としては不十分です。
生徒指導で病んでしまう
4つ目は、生徒指導でハードな案件が続いて精神的にしんどくなってしまうパターンです。
教師の仕事は、ただ授業をしていれば良いわけではなく、生徒の生活指導も非常に大きなウェイトを占めています。
問題行動を起こす生徒が多いと、教師にかかる負荷は非常に大きくなります。
そんな状況が続いて本来やりたいこととかけ離れてしまい、転職を考える方は多いです。
やはりこの場合も、転職を考えるきっかけである退職理由であり、転職理由とは言い難いです。
評価制度がないに等しい
5つ目は、教師自身への評価制度がないに等しく、どれだけ頑張っても報酬として反映されないことに違和感を感じて転職を考えるパターンです。
教師の仕事は、民間企業に比べて評価指標が曖昧で、報酬に反映されづらい職業です。
イメージしていたとはいえ、年功序列でサボっているような年上の同僚の方が給料が高いことに違和感を覚え、転職を考える方は多いです。
ただし、やはりこれも転職理由ではなく退職理由です。
年功序列で給料が上がりづらい
最後6つ目に、年功序列で給料が上がりづらいことから、同年代の一般企業の友人と比較して違和感を感じて転職を考えるパターンです。
「あの先輩は自分よりも仕事をしていないのに、、」
「あの先輩は生徒にも他の教師にも評価されていないのに、、」
などと感じたところで、年功序列の賃金制度ですので変わることはありません。
こうしたことから転職を考える方は非常に多いです。
しかしながら、やはりこれは退職理由であり、転職理由として自信をもって話すには弱いです。
面接で教師の転職理由をどう伝える?
あれ、自分が考えていた転職理由は、退職理由だ。
このような気づきを得られた方が多いのではないでしょうか。
ここでは、転職面接において、どのように伝えるべきなのかを解説します。
こんな伝え方はNG
まず、転職面接での転職理由の伝え方について、NG例をみていきまきょう。
「マイナス」要素がメイン
ここまで解説したように、転職のきっかけである『ネガティブな退職理由』をメインで話してしまうのはNGです。
なりたい自分に向かうための手段として会社を選べておらず、現状のマイナス要素を払拭するための転職になってしまっているパターンです。
ネガティブなものが中心になりがちな「転職を考えたきっかけ」のみを話しているのは、転職理由ではなく退職理由になってしまいます。
NG例
どのような表現がNGなのか、具体例を挙げて紹介します。
A:「今の教師という仕事は、非常に業務がハードで本当にやりたい生徒に向き合うという時間をとることが難しい状況です。もちろんプライベートの時間も確保できず、もっとワークライフバランスを整えたいと考えまして、そのような会社を探しております。」
⇒面接官が受ける印象は、「現職への不満だけだな」「ワークライフバランスを整えてどうしたいんだろう?」「うちの会社じゃなくても良さそうだな」などでしょう。
どうなりたいのか、どういう視点で会社を選んでいるのかがわからず、今の環境から抜け出したいだけに聞こえてしまいます。
A:「今の教師という仕事は、年功序列の文化で、どれだけ頑張っても評価されない仕事です。目に見える成果もなく、サボっている上司の方が自分よりも給料が高いなど、不公平さを感じて転職したいと思っております。」
⇒こちらも、面接官が受ける印象は、「環境への不満だけでどうしたいのか、目指すところはどこなのかがわからない」といったものになってしまいます。
やはり、転職を考えたきっかけだけではなく、転職してどうなりたいのかを語る必要があります。
好印象な伝え方
逆に、どのように転職理由を伝えれば好印象になるのでしょうか。
概要と具体的な例をご紹介します。
「なりたい姿」に向けた「ポジティブ」な内容
もうおわかりかと思いますが、教師が転職理由を伝える際にはネガティブな「退職理由」ではなく、なりたい自分に向かって転職が必要だというポジティブな「転職理由」として伝えることがベストです。
今の職場への不満を述べて辞めたい理由を伝えるだけではなく、自分がどうなりたいということを伝える必要があります。
教師としてここまでは頑張ってこういう成果を残したけれども、目指す自分に到達するために環境を変える必要があることを伝えましょう。
簡単にいうと、「ネガティブなきっかけだっとしても、ポジティブな転職理由として伝える」ということです。
これは、嘘をつくわけではなく、見方を変えて未来志向にしましょうということです。
好印象な例
どのような表現が好印象なのか、具体例を挙げて紹介します。
A:「今の教師という仕事はやりがいを非常に感じられる仕事ですが、明確な評価指標がなく、スポーツを通じてずっと評価をされてきた私の価値観としては若干物足りなさを感じるようになりました。同時に、教師として集団や人に向き合うなかで、企業の組織課題や人材課題に向き合いたいと考えるようになりました。そこで、そのような課題に向き合える法人営業職にチャレンジしたいと考え、成果を出せる営業パーソンを目指して転職を決断しました。」
⇒このように、自身がどのような価値観をもっていて、どのようになりたいのか、どんなことを成し遂げたいのかを明確にする必要があります。同時に、教師ではそれができないことが伝わるようにしましょう。
教師の転職で失敗しないためのポイント
最後に、教師の転職で失敗しないためのポイントを、大きく2つ解説します。
転職してどうなりたいのかを明確にする
最も重要なのは、再三お伝えしましたが、転職してどうなりたいのかを明確にすることです。
今の環境から抜けたいという退職理由だけでは、面接に通りませんし、仮に転職できたとしても次で続きませんしつまらなくなるでしょう。
自分がなぜ転職するのか、つまりどうなりたいのかを明確にしておくことで、入社後活躍につながります。
転職エージェントにアドバイスをもらう
もう1つのポイントは、転職エージェントに転職相談をして、プロからの視点でアドバイスをもらうことです。
教師を経験しているあなたは、民間企業のことについては正直浅い知識のはずです。
どのような職種に向いているのか、自分の目指す方向に進んでいくにはどのような企業を選べばよいのか等のアドバイスはもらった方が良いです。
無料で利用できるサービスですので、教師におすすめの以下のエージェントから複数選んで相談してみましょう。
教師におすすめの転職エージェントについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
教師におすすめの転職エージェント7選!転職成功のための裏技まで徹底解説!
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教師の転職理由は未来志向で
教師の方が、どのように転職理由を伝えるべきかを解説しました。
多くの場合、転職理由ではなく教師を辞める理由である「退職理由」を伝えてしまっています。
そうではなく、将来的にどうなりたいのか、そのなりたい自分に向かっていくためになぜ転職が必要なのかという観点で、未来志向で話すようにしましょう。
また、転職をする際には、転職のプロである転職エージェントに相談することがおすすめです。
なりたい自分を明確にし、より良い転職を実現できるようにしていきましょう。