「就活や転職面接がオンライン面接(WEB面接)になったけど、場所をどうすれば良いかわからない」
新型コロナウイルスの流行や、テレワークの流行によってWEB面接が増えたものの、「場所がない」と悩みをおもちの方が多いのではないでしょうか。
WEB面接の場所は、転職時の面接では悩むポイントです。
この記事では、WEB面接に適した場所と、悪い印象を与えないようにするために押さえるべき重要なポイントを解説します。
「知らなかった」で失敗して後悔することがないように、是非参考にしてください。
WEB(オンライン)面接を実施する場所を選ぶ大前提となる考え方
WEB面接の場所を選ぶ際に、大前提として押さえておくべきポイントを確認しておきます。
- 静かな場所であること
- 1人になれる場所であること
- 明るい場所であること
- 座れる場所であること
- カメラを水平に保てる場所であること
- 電波・回線環境が良い・安定している場所であること
このような大前提のもとで、ウェブ面接の場所を選ぶ必要があります。
上記の要素を満たさない場所は、WEB面接には適しません。
WEB面接の実施場所は自宅が基本
上述のポイントを押さえた場所はいくつか考えられますが、よほどの理由がない限り、WEB面接は自宅で実施するのがおすすめです。
車の中やカラオケなどから画面に現れる方が多いですが、正直印象は良くありません。
ここでは、自宅でWEB面接を実施する際のポイントを解説します。
WEB面接の背景は白壁かカーテン
WEB面接は、自宅でやればどこでも良いわけではありません。
できれば白壁、せめてカーテンを背景にしましょう。
洗濯物が入ってしまっていたり、生活感が出てしまう背景にしたりする方は非常に多いですが、印象は良くありません。
また、ペットが後ろを通ってしまうなどないように、何も映らない工夫をしておきましょう。
雑音が入らない環境
背景も重要ですが、余計な音が入らないことも重要です。
隣の部屋のテレビの音、窓を開けてしまっていることによる外の騒音、エアコンや扇風機の音などが入らないような工夫をしましょう。
たまに、家族から話しかけられてしまう方もいますが、正直論外です。
WEB面接の場所は自宅以外だとどこ?
自宅で理想の場所が確保できない方は、Web面接の場所を自宅以外で確保するとしたらどこなのかが気になるところでしょう。
極力自宅で場所を確保すべきだという主張は変わりませんが、WEB面接の場所がない場合は以下を候補にしてみてください。
- ホテルの一室(デイユース)orラウンジ
- ネットカフェ
- コワーキングスペース
- レンタルスペース
WEB面接場所の候補になりうるのは、上記ネットカフェのような個室や静かな空間を確保できる場所です。
ただし、カラオケや車の中はあまり印象が良くないため、極力避けてください。
個室空間だとしても、カラオケや車の中を選んで印象を下げてしまうくらいなら、Web面接の場所を借りることを検討しても良いでしょう。
例えば、Web面接の場所としてレンタルスペースを活用するのはありです。
レンタルスペースであれば、ネット回線が充実していることが多いですし、落ち着いた環境で面接に臨めます。
(参考:インスタベース)
WEB面接の注意点
ここからは、ウェブ面接を実施する場合の注意点、ポイントを解説します。
場所以外にも押さえておくべきポイントが複数ありますので、失敗しないようにきちんと理解しておいてください。
基本的な面接対策については、以下を参考にしてください。
参考:転職面接対策をしないのは論外!転職面接対策で重要なポイントを徹底解説!
Wi-Fi環境で実施
まず、Wi-Fi環境で実施することが非常に重要です。
PCであれば原則Wi-Fi環境かと思いますが、PCが用意できずにスマホで実施する場合は要注意です。
Wi-Fi環境ではなく、ソフトバンクなどの通信環境でウェブ面接を実施すると、多くの場合で通信速度が遅くなりがちです。
各通信キャリアのネット回線ではなく、Wi-Fi環境で実施することが基本です。
イヤホンをつける
続いて、web面接ではイヤホンをつけて実施することが非常に大切です。
イヤホンをつけていないと、お互いの声が小さく聞こえてしまったり、音が反響して相手に聞きづらくなってしまったりします。
面接を始めてみたら音声が悪く、『イヤホンを用意してもらえますか?』と言われて用意するのは非常に無駄な時間ですので、予めイヤホンを接続して始めるようにしましょう。
スマホよりもPCで実施
WEB面接用のURLやアプリに、スマホでアクセスする方が多いですが、極力PCでアクセスしましょう。
画面が小さく固定しづらいことや、通信環境が不安定になりがちであることなどが理由です。
また、音声や映像に不具合があった場合にスマホを操作することになるわけですが、相手(面接官)からすると「スマホの画面を指で操作する動作」の印象があまり良くないでしょう。
スマホで実施するなら固定する
続いて、web面接をスマホで実施するのであれば、きちんと固定することが重要です。
スマホで実施し、手を伸ばしてスマホを手で固定している方がよくいますが、面接官からするとバレバレです。
しかも、印象はよくありません。
PCでの実施が基本ですが、どうしてもスマホで実施するのであれば、本で挟むなどして固定しておくことが絶対条件です。
目線はカメラと水平にする
5つ目に、目線をカメラの高さと水平にすることが重要です。
よくあるのは、カメラの位置に対して目線が高すぎて、上から見下ろす形になってしまうことです。
この場合、面接官からすると上から見下される状況となり、圧迫感を感じて非常に印象が悪くなります。
特にスマホで面接をする場合に陥りがちな失敗ですので、十分に注意しましょう。
通常の面接と同じ服装
6つ目の注意点は、通常の面接と同じくスーツやビジネスカジュアルで面接に臨むことです。
自宅で面接するからといって、部屋着などのラフすぎる格好で面接に現れる方がいますが、印象は良くありません。
WEBであろうと面接です。
面接にふさわしい服装で臨みましょう。
5分前にはスタンバイする
次に、WEB面接開始の5分前にはスタンバイすることが重要です。
ギリギリにアクセスして、回線状況が重いと面接ルームに入るのに時間がかかって遅刻してしまう可能性があります。
当たり前のことですが、リアル面接と同様に5分前には準備を完了しておきましょう。
できれば音声チェックをしておく
可能であれば音声チェックをしておきましょう。
WEB面接でどのようなツールを使用するかによりますが、事前に音声チェックができるものもあります。
例えば、Skype(スカイプ)やWhereby(旧appear in)などは、事前に音声チェックができます。
一度しかトークルームに入れないツールだと難しいですが、できるだけ音声チェックをおすすめします。
カンペは見すぎない
最後に、カンペを用意したとしても見すぎないことが大切です。
家で実施できる安心感から、カンペを準備している方は多いです。
しかし、残念ながら視線がカンペに向いている時間が長く、コミュニケーション能力に懸念を持たれてしまっている方が多いのも事実です。
カンペは用意していたとしてもお守り程度で考え、通常の会話をするつもりで臨むことをおすすめします。
WEB面接の詳細を教えてくれないエージェントには注意
WEB面接の場所や準備について解説してきましたが、そもそもこうした事を教えてくれない転職エージェントには注意しましょう。
転職エージェントを使うのであれば、あなたの転職成功のために細部までサポートしてくれるエージェントを選びたいものです。
相性が合わなかったり、サポートが甘いと感じている場合は、以下の記事を参考にエージェントを選んで併用することをおすすめします。
そもそも転職エージェントは併用するのが基本ですし、コロナ後の求人倍率が下がっていく世界では、エージェントを併用して少しでも多くの求人に触れておいたほうが良いでしょう。
WEB面接の準備は事前に入念に
WEB面接(オンライン面接)を行うのに適した場所と、注意点について解説しました。
ウェブ面接は、原則自宅で実施すべきです。
背景は白壁もしくはカーテンに設定し、余計なものが入らない静かな状況をつくっておきましょう。
なるべく照明を明るくして、イヤホンをつけて声を聞き取りやすくしておくことも重要です。
ご紹介した注意点を押さえて、印象で失敗しないように準備を進めましょう。